介護テーブルの高さ調節、折りたたみについて
介護・福祉施設に適したテーブルってどんなの?
今回は、介護用テーブルに不可欠な『高さ調整』や『折りたたみ』についてお話しします。
介護用テーブルとは?
介護用テーブルは清潔感・安全性・機能性に配慮した家具です。
落ち着いた色合い、抗菌・抗ウイルス、高さ調整や折りたたみなど福祉施設に適した安心で安全な優しい空間を演出することで、 信頼を得ることや、より良い関係性を利用者と築くことが出来ます。
その際の介護テーブルの『高さ調節』と『折りたたみ』については下記をご覧いただくことで参考になればと思います。
高さ調節
高さ調節には約3種類あり、そのほとんどがテーブル脚による高さ調節です。
その種類と簡単な用途についてお話しします。
①ジョイントスペーサー脚
脚底にジョイントパーツを取り付けて高さ調節を行うことが可能なテーブル脚です。
比較的に安価で購入できるほかに、ねじ回し式で頑丈に固定するため耐久性にも優れています。
基本的に折りたたむ事が出来ないことや頻繁に高さ調節をする際はテーブルを持ち上げたりする必要があるため、2人以上で作業することがおすすめです。介護や福祉施設では、広い部屋に並べての作業やレクリエーション等に向いているテーブル脚と言えるでしょう。
②ラチェット式昇降脚
ラチェット=「歯止め」という意味があり、その名の通り、テーブル天板を持ち上げていき目盛りを参考にカチッと音がするまで段数を上げていくタイプです。 脚底がラチェット式になっているタイプもあります。また、その両方で調節出来るなど種類は様々です。 1人でも簡単に昇降することが出来るので、頻繁に高さ調節する際はおすすめです。 脚には一般的にスチール等が使われており耐久性にも優れておりますので、介護や福祉施設では、作業やレクリエーションはもちろんのことですが、車椅子を利用される方の食事スペースとしても使われることが多く、介護用テーブルの中では一般的使われることが多いです。
③ハンドル・レバー式昇降脚
こちらはハンドルやレバー操作での昇降が可能なタイプです。
1人で昇降させることが出来るのでラチェット式と同様で簡単です。 また、操作性にも優れているのでどなたでもすぐに使うことが出来るはずです。大人数で利用する場合にはとても使いやすいタイプです。 ハンドル式は回さないといけないので一気に高さを調整して使いたいという場合には多少の時間がかかる可能性がありますので注意が必要です。
また、レバー式は天板下にレバーが付くので場所や用途によっては邪魔になるので、気を付けましょう。
このタイプの昇降脚は取り扱いメーカーが少ないため在庫関しては確認が必要です。
アジャスター
介護テーブル高さの要素としてもう一つ大事なのがキャスターの必要性。
天板が高くなることに加えて、移動がスムーズになる半面場所によってはつまづきやすくなったり、足や物がが引っかかったり、 ストッパーを止め忘れて、よりかかり動いてしまったりと注意しなければいけないこともあります。
これもまた、利用される方のイメージを大切にお選びいただければと思います。
折りたたみ
続いて折りたたみに関してお話しします。
折りたたみは基本的に脚ではなく天板を操作し傾けることで収納がしやすくなるというものです。
収納は重ねることが出来るので場所を取らずに済みます。
フラップ式天板
フラップの名の通り、天板を跳ね上げて収納するタイプです。
販売されている介護・福祉用テーブルではこのタイプが9割を占めています。 フラップさせるために脚の形状も図のような形になり収納出来る関係上、脚はラチェット式または、ハンドル・レバー式が非常に多くなります。 折りたたむ事で汎用性が高くなるので、作業・レクリエーション・食事スペースにはもちろん、一時的な受付スペースや展示スペースなどに使われることもあります。
移動が多くなる場合は、壁等にぶつけたりすると耐久性が悪くなるため周囲に注意して移動するようにしてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
介護・福祉施設と言っても様々なシチュエーションがあります。
最後に、どんな利用環境が考えられるのかまとめてみました。参考にしてください。
- 椅子・車椅子はどのような高さものを選ぶのか?
- 介護テーブルを動かして使う可能性があるのか?
- 介護テーブルを折りたたんで使う可能性があるのか?
- 脚の太さは邪魔にならないか?
- 抗菌・抗ウイルス性の必要性は?
- キャスターの必要性は?
以上です。
当店では介護・福祉施設でお使いいただける商品を多数取り扱っております。その中でも、特におすすめ商品もピックアップしましたのでご覧いただければと思います。
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