カウンター席の椅子、配置の間隔について
カウンター席に使用する椅子の種類や、配置の際の間隔などをご紹介します。
椅子の間隔
椅子の配置に関してですが、カウンターの長さに対してどの程度の席数を確保するかという話になります。
一般的にカウンター席では1人当たり500mm~600mm程度のスペースが必要になります。
例えば、カウンターの長さが3000mm(3メーター)であれば席数は5席か6席となります。
椅子同士の間隔は椅子の幅も大きく関わってきます。椅子の幅は400mm前後の物が多いので仮に400mmとして、
3000mmのカウンターに5席を作ると椅子同士の間隔は200mm、6席だと間隔は100mmになります。
間隔は150mm~200mmはもたせたいので、この場合は5席のほうがおすすめです。
お店のスタイルによっても違い、人と人との距離が近い賑やかな場であれば6席でも気にならないかもしれません。
逆にゆっくりとくつろぐようなお店では1人あたりの幅をさらに確保したほうがいいです。
スペースがとれるようならば、1人あたり800mm前後あるとゆとりがもてるでしょう。
カウンターの高さ
①ローカウンター
通常のダイニングテーブルと同じ高さで、700mm程度のカウンター。
カウンター用の椅子ではなく一般的なテーブル席用の椅子が利用できます。床に足がつくので安定して座ることができます。
ポイントとなるのはテーブルと座面との空間です。天板から座面の間は250mm~300mm程空けるのが一般的です。
カウンターの高さが700mmだった場合、座面高(SH)400mm~450mmの椅子を選ぶと良いでしょう。
②ハイカウンター
床から天板までの高さが1050mm程のカウンターです。
カウンターチェア・スタンドチェアといった脚の長い椅子を使用します。
ハイカウンターの場合は椅子に座ると足が床につきません。そこでポイントとなるのが足掛けです。
ほとんどのカウンターチェアには足を掛ける部分が付いていますので問題ありません。
ただ1本脚のスタンドチェアは別途足掛けステップを取り付ける必要があるため注意が必要です。
ハイカウンターもローカウンター同様、天板から座面の間は250mm~300mm程空けます。店舗にてカウンターの高さがすでに決まっている場合が多いかと思いますので現状のカウンター高さを測って、250mm~300mm引いた数値の座面高(SH)の商品をお探しいただければ大丈夫です。当サイトでは、SH600mm~800mm程度のカウンターチェアをメインに取り扱っております。
バッグなどの荷物入れ
ハイカウンターのタイプで椅子に座ると床までが遠かったり、カウンター席という特性上、荷物置きのスペースがとれない場合があるかと思います。背もたれにバッグや荷物を掛けている方も見かけます。
そこでオススメするのが荷物置き場を座面の下に設けたタイプの椅子です。
こういった荷物置きを設けたタイプであれば、お客様も困らないしスペースの心配もありません。
使い方としては裸で荷物を置いていただくより、ちょうど収まるカゴ等を用意してその中に荷物を置いていただいたほうが安心ですね。