椅子の部位やパーツのご紹介
”背貫・笠木”あまり聞きなれないこれらの単語は椅子の部位の名称です。背もたれ、と一括りにされる部位も細かいパーツから成り立っています。覚えておいて損はない椅子の部位名をご紹介致します。
椅子の部位をご紹介。
笠木(かさぎ)
背の枠組みでいうところの最上部に横向きで渡されたパーツのこと。
背柱(せばしら)
背の枠組みでいうところの縦向きにつけられたパーツのこと。
背束(せつか)
背柱とおなじ。
背板(せいた)
背の当たる部分に縦方向に取り付けられた幅広めの板。
背貫(せぬき)
背の当たる部分に横向きにつけられたパーツのこと。
肘かけ(ひじかけ)
ひじを置くパーツのこと。
肘木(ひじき)
ひじ掛けにつながる縦方向につけられたパーツのこと。
束(つか)
肘木とおなじ。
座枠(ざわく)
脚の上端をつないで固定し座面を支える部材。椅子の座面を支える為の枠組みのこと。
幕板(まくいた)
座枠とおなじ。座面裏側を見えなくする働きもある。
貫(ぬき)
テーブルや椅子などの脚物家具の脚元をつなぐ床に平行な棒状の部材のこと。強度を高めたり、足掛けに用いられる。
加工方法
座刳り(ざぐり)
座面をけずり、座ったときにフィットするように仕上げる方法。 座り心地の良さだけでなく前に滑るのを防止する効果も。
曲木(まげき)・ベントウッド
木材を水に浸したり、蒸気に晒して水分を含ませた上で熱や圧力を加えて曲げ、次いで、金型に嵌め込んで乾燥させるなど堅くする加工をして曲線的な形状や模様などに整形する技法。
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